• Interview

2021.09.08 Wed

チャレンジャー紹介:TK Solutions 鈴木 嵩人さん

 

 

“誰でも会社を飛び出し、社会に貢献出来る日本を創りたい”という想いを胸に、副業のプロフェッショナルチーム組成に取り組むTK Solutions。

 

新型コロナウイルス感染症蔓延後、「自身のスキルを誰かの役に立てたい」と、自身も副業人材として4社と契約を締結し、日々奮闘している代表の鈴木氏に、インタビューを致しました。(インタビュアー:山岡)

 

 

写真:鈴木 嵩人

TK Solutions 代表

国内大手メーカーに入社し、営業、マーケティング、事業計画を経験し、現在12年目。入社当初より「会社の看板を外した時、自分がどれだけ社会で戦える人間か」という疑問を抱き、ビジネス資格取得など、個人として様々なチャレンジを続ける。その中で、日本の中小企業の現状を知り、コロナ禍が世界中を襲ったことも背景に「副業」を通じて、自身の培ったスキルを共有し、中小企業や社会へ貢献できるチームを作りたいという想いが芽生え、NOROSI Startup HUBへ参加。

現状の「副業マッチングサービス」は、使いづらい!

 

山岡:

本日はよろしくお願いします!鈴木さんは、今回どのような取り組みに挑戦しようとしているのですか?

 

鈴木:

よろしくお願いします!

 

普通に会社で働いている人材が、会社を飛び出て社会に貢献できる、そんな働き方が当たり前になるための事業がしたいと考えています。今、私も企業勤めなのですが、身近な中小企業の皆さんが苦しんでいる実態を聞いており、自分に何ができるかを考えた時、これまで積み上げてきたスキルを活かしたいと思ったことが背景にあります。

 

副業のマッチングサイトに応募し、現在も4社と契約しお手伝いをしているのですが…この「マッチングサービス」が、経営者目線で見ても、副業挑戦者にとっても課題が多いなと感じています。それらの課題を解決し、「誰もが副業として新しいキャリアを構築し、本業以外でも社会に貢献出来ること」を実現していきたいと思っています。」

 

山岡:

企業勤めしながら、4社の副業とは、凄いですね。その経験の中で、色々と感じることがあったんですね。

 

鈴木:

そうですね。これからは、副業は「1社に対して1人」ではなくて、「チーム」で対応していく必要があると思います。中小企業の悩みに対して、さまざまな角度から支援ができる“副業のプロフェッショナルチーム”を作りたいと考えています。

 

山岡:

なるほど、色々な物事に対応できる副業の専門家集団を作りたいと。ちなみに、マッチングサービスが使いづらい、と言われましたが、例えばどんなところにそう感じましたか?

 

鈴木:

現状のサービスはどれも、企業が案件を掲載して、それに対して副業人材が集まってくる仕組みになっています。私の経験上、一つの案件に対して大体20人〜30人が集まってくるケースが多いのかなと。でも、この集団の中から最終的に人材が選ばれるまでに、選考期間として2ヶ月くらいかかってしまっているんです。副業人材からしたら、いますぐチャレンジしたいのに時間がかかりすぎて、副業を始めるハードルがあがってしまっている、この点が一つですね。

 

また、経営者目線で見た時も同様で、いますぐ手伝って欲しいのに、20〜30人を経営者自身が時間を費やして面接しなくてはいけない。中には「面接代行」もしてくれるサービスはありますが、それにも多大な追加コストがかかってしまう。そういったシステム全体としての課題を感じていました。

 

山岡:

企業・副業人材ともに「いますぐ」を求めているのに、そのマッチングがスムーズに行ってないということなんですね。

 

鈴木:

また他にも、副業で4社を経験してわかったんですが、例えば企業から「マーケティング人材が欲しい」と言われて副業を始めても、実際蓋を開けてみると「プレスリリースを寄稿するのに広報スキルも必要」、「商材を販売する営業戦略もたててほしい」、「評価制度はどの様に組み立てよう」など、中小企業のお役に立ちたいと思えば思うほど、1人1社で契約を結んでも、求められるスキルが多様化していることで、限界を感じています。企業が求めていることは、1人でできないことの方が多いです。

 

山岡:

それを解消するために「1社対1人」ではなく、「チーム」で対処するということですね。

 

鈴木:

はい。課題をヒアリングしたら、チームで対処できるので、即日必要な人材を提供することができます。もちろん、企業の経営者からしたら「ほんとにその人材が適切なの?」と不安視されることもあるでしょうけど、それに対してはチーム内でも同じ職種でコンペして、企業に選んでもらうなどの対策を考えています。

 

山岡:

それは面白いですね。いわゆる「全部お任せください」ではなくて、チーム内でも競争意識を芽生えさせると。

 

鈴木:

そうですね、副業人材の質の担保をしていくことが、アウトプットの質に対してコミットすることになると思います。

プロのコンサルティングには資金的に依頼することが出来ないという企業はたくさんあります。そういった企業を対象に、高い質のアウトプットを迅速に届けたいです。

副業人材のバリエーションをいかに増やすかがカギ

 

鈴木:

現在、日本全体の労働人口の10%程度しか副業していないと言われています。一方で、副業してみたいという人は多く、その時に「自分の住んでいる場所以外でチャレンジしてみたい」という人は、全労働人口の47%ほどいて、中でも特に20代〜30代が多いと言われています。また、副業を許している・活用している企業は60%以上もいる。政府も副業を後押ししていることもあり、副業人材はこれからどんどん増えていくと思いますね。

 

山岡:

確かに、例えば銀行など堅めの企業でも副業解禁したりと、働き方はどんどん柔軟になっていますよね。

今回、NOROSI Startup HUBでは、一緒にチームに参加してくれる仲間を集めたいということでしょうか?

 

鈴木:

そうですね。既に5名ほどの仲間を増やせている状況ではあるのですが、今回NOROSI Startup HUBには、副業にチャレンジしたいという思いを持った方がたくさん参加されると思うので、培ってきたスキルを社会に貢献したい人と出会いたいですね。例えば経営者の頭の中にあることをパワーポイントにまとめるだけで、エクセルにスケジュールを可視化するだけでも大変喜んでもらえるのに、誰もそのことを知らないし、中々チャレンジできていない現状がある。これをどうにか打破したいです。

 

また、渋谷区でも行政課題を副業人材で解決する動きが出ていると思うのですが、そのプロセスや結果がどうだったかをぜひ公表して欲しいと思います。それによって、行政でも副業人材を活用する流れが加速すると思います。本業でも学んだのですが、組織の多様性が加速すると、新しい価値が生まれるスピードが速くなる。だからこそ、副業人材が社会に飛び出し、それを日本全体に広げたいと考えています。

目標は来年度100案件の支援。スピーディな展開を目指す

 

鈴木:

また、お金だけでなくて「想い」を大事にしたいですね。自分自身の成長に貪欲な人。自分の空いた時間で自己研鑽をしている人。中小企業を支えることが地方創生に繋がり、最終的には日本を支えることだと思って仕事できる人・・・そんな方々とチームを創りたいです。

 

山岡:

そうですよね、その人の信じる「軸」のようなものがあって、活動の輪が広がっていくものだと思います。

最後になりますが、今後鈴木さんのチームで目標とする未来はどんなものですか?

 

鈴木:

できれば、事業自体は今年の10月からスタートさせたいと思っていて、WEBサイトも作っているところなんです。年内には50人くらいの副業人材を集めたいですね。そして、少しずつ認知度と案件を増やしていき、来年度には100件の副業支援を目指したいです。冒頭でもお話ししましたが、一般的な副業マッチングと異なり「チームで対応する」という利点をまず知ってもらう必要があり、この情報発信を頑張ります。

 

山岡:

NOROSI Startup HUBが、その挑戦の足掛かりになることを祈ります!今日はありがとうございました!

 

鈴木:

ありがとうございました!