• Interview

2021.09.14 Tue

チャレンジャー紹介:イーオーガナイザー研究所 半田 隆均さん

 

会計時の手間を効率化し、より正確で安定した経営を行えるよう“POS+音声入力”を広めていきたいと語るのは、イーオーガナイザー研究所の半田 隆均さん。

 

今回のインタビューでは、“音”に秘められた可能性についてお聞きしました。(インタビュアー:NOROSI Startup HUB 事務局)

 

 

写真:半田 隆均

イーオーガナイザー研究所

“POS+音声入力”の可能性

「POS」とは、在庫や販売した時間帯、どんな人が買いに来たかなど、経営につながる様々な情報を蓄積・分析できるシステムのことです。スーパーなどで、この「POSシステム」を搭載したレジ・通称「POSレジ」が使われていることをご存じの方も多いのではないでしょうか。

 

 

生鮮食品を販売している八百屋や果物屋、魚屋、肉屋、パン屋、ケーキ屋といった小売店では、商品にバーコードやQRコードを添付できないために、POSレジが使用できません。ですので、会計はすべて“手入力”になります。

 

この手間を効率化し、より正確で安定した経営を行えるよう、“POS+音声入力”を広めていきたいと考えています。

特許を取得した音声入力システム

前述した考えを広めるため、私たちイーオーガナイザー研究所は、『IBM CLOUD』と『IBM WATSONのSpeech to Text機能』を組み合わせた、ある『ビジネスモデル特許』を取得しました。

 

下のイラストをご覧ください。

 

例えば、あなたが八百屋で買い物をするとします。店頭で買いたい『商品名』を言い、次に『数量』、最後に『助数詞』で『1個、2本、3皿、4冊、5箱』を付け加える、こういった流れで商品を購入しますね。

 

 

この際、「じゃがいも1『個』」の『助数詞の発声』後、POSの改行キーやエンターキーの代行をさせ、売上の確定を行い、お会計が下記のようにその場で自動で出る仕組みです。

 

 

声を発すれば勝手に入力されるため、手書きやキーボード入力に比べてITリテラシーの劣った老人でも、もちろん若い人にも使いやすいものでしょう。また、タッチレスですので、このコロナ禍、衛生面でも支持できるわけです。

 

周りを見渡すと、POSレジが使用されていない小売業は生鮮食品以外にも沢山あります。スーパーやコンビニの脇などで売られている地産地消の野菜、POSレジの脇で販売されているおでんや唐揚げなど。海外の生鮮食品の小売業にも私たちの特許は適用できますので、様々な場面で役に立つものだと思っています。

 

さらに、前述したような小売店では、商品の受発注はいまだにFAX、しかも手書きで『商品番号』『商品名』『数量』『単価』『合計金額』を記入している現状があります。この作業にも音声入力を応用していきたいと考えています。

“音”でやりたいことがたくさん!

 

実は私たちは、「音のQRコード」にも力を入れたいと考えっています。

 

私は趣味でゴルフ場に行きますが、受付の際に、郵便番号、住所、名前、電話番号などの個人属性情報を毎回手書きするのが面倒だなと感じていました。区役所や病院の受付、コールセンターを通した申し込み時も同様で、同じ内容を何度も言ったり記入したりすることって結構多いですよね。

 

私たちが開発中の『音のQRコード』は、スマホなど機器の内部に個人の属性情報(『郵便番号』『住所』『氏名』『電話番号』)を文字や音声で保管しておき、例えばコールセンターでの受付時にチャットにその情報を張り付けるだけで済みます。

 

支払いの際には、銀行口座やクレジットカードの暗証番号の入力程度になり、生産性の向上や人件費の削減にもつながります。このように、私たちは“音”は可能性を秘めていると考えています。

最後に

イーオーガナイザー研究所は、元IBMの営業とSEの3人で立ち上げた会社です。年齢は皆70歳を超えていますがやる気とエネルギーに満ち溢れています!

 

今回のプロジェクトでは、神戸市・渋谷区の商店街や、参加企業や各種団体と連携し、『音声入力タッチレスPOS』の実証実験を進めたいと考えています。ぜひいろいろな方のアイディアを聞いてみたいです。

 

もしご興味がある方は、渋谷QWSの第6回チャレンジコンテストに応募・採択がされた際のプレゼン動画がありまので、そちらものぞいてみてくださいね。